ストックフォトサービス Adobe Stock アドビストック
その審査に通るには、どうしたら良いのか?
画像登録審査での注意点について解説します
2022年1月8日 更新
お気づきの方も多いと思いますが、Adobe Stockは審査が厳しいサービスです。
ストックフォトサービスの中でも、1、2位を争うのではないでしょうか?
その前に各ストックフォトサービスの比較です。
参考にしていただければ何よりです。
それから、Adobe Stockでの販売についての記事です。
ストックフォト支払いの話です。
売れてからの話ですが。。。
ドイツの写真販売が出来る写真SNS EyeEmです。
私は、Adobe Stockで審査合格率は90%を超えているので悪くはないと思います。
全てAdobe Light Roomで画像処理しています。
審査に通すためにもお客様に選んでいただく為にも、画像処理ソフトは必須です。
業界標準のAdobeの画像処理ソフトがお勧めです。
Light Roomに加えてPhotoshopも月額980円で使用出来ます。
Adobe stock は審査が厳しいのですが、私が写真を提出する際、特に画質の良し悪しで選別はしていません。
そもそも、どんな理由で審査に落ちるか分かれば、事前に手が打てる可能性が出てくるかと思います。
画像登録の審査に落ちる理由は色々とありますが、私の経験上多いのは以下の4点です。
- アーチファクトの問題
- 技術的な問題
- フォーカスがあっていない画像
- 知的財産権の侵害
では、それぞれ見ていきましょう。
1.アーチファクトの問題
一点目はアーチファクトの問題。
これは主にノイズが多いと判定されているケースが多いです。
過度な画像処理が理由ということもありますが、私は過度な画像の造り込みはしないので該当しないと思います。
純粋にノイズが多いという風に判定されています。
フルサイズ一眼レフで撮影してもそういう判定されるという訳です。
Adobe Stock自体は非常にノイズに対してシビアな判定をします。
明暗差の強い画像の暗部や暗い画像の暗部では、かなり強くノイズフィルターをかけない限り落ちるリスクがあります。
その場合、どうしてもシャープネスが甘くなるのですが、そこを妥協してでも強いフィルターかけないと審査に通りません。
Adobe Stockはシャープネスよりはノイズが少ないことを重視するように考えられます。(あくまで予想です。)
この指摘の場合は、まだチャンスがあります。
写真データを修正してノイズをフィルター処理で強くノイズを落とせば、通る可能性はあります。私も経験あります。
下の2枚の写真はアーチファクトの問題ということで指摘されました。
二枚ともLightroomでノイズフィルターを強くかけたことにより再度投稿すれば通りました。
やはりノイズが問題だったんですね。
当倍にしないと見えない様なノイズでもNGなのです!
とにかくノイズを全く感じられない様にする必要があります。
昼間の写真でも注意が必要なのです。
2.技術的な問題
2点目は技術的な問題です。
この原因に全く想像つきません。
ありとあらゆることを含んでいるようなので皆目原因に見当が付きません。
私にとっては全くの謎です。(笑)
あまりにあいまいな理由なので対策が打てません。
この場合、真の原因がわからないので画像処理をやり直して再度提出しても登録の可能性は非常に低いと考えた方が良いと思います。
あきらるしか無いと考えます。
技術的な課題に関しては正直原因がわからないので、なんとも言えません。
実例を挙げると、この写真はAdobe Strockでボツになりましたが、他のドイツのサイトでは1枚だけですが、売れました。
下の写真も落ちた理由が不明です。
売れる写真でもボツになるというのは何とも不思議ですが、現実なのです。
写真の品質を判定する評価がサイトによってまちまなのです。
重視する内容が違うんだと思いますが、なんとも判断できないところです。
Adobe Stockはスマホの写真でも大丈夫です。
私は習慣的に自分が飲み食いしたものをスマホで記録します。
大した意味は無いのですが、記録します。(笑)
その中で、少し良さげな食べ物の写真を登録しようとして却下されます。
下の写真3枚はスマホで撮影したものです。
何の写真か明確にしていても落とされます。
スマホ写真は技術的な問題で審査に落ちることが多いのです。
凄く美味しそうに見えるのですが。。。
あえて深紅のバラを表現しましたが、ボツです。
これも技術的な問題で落ちました。
これもです。
モチーフとしてストックフォトにふさわしくないのでしょうか?
技術的な問題は謎なので対策しようがありません。
水面の反射がブレとみなされているようで、審査に落ちました。
人間が判断しているんではなく、AIで審査を行っているのでしょうか?
水面の反射は要注意です。
これは高速シャッターで滝を撮影しました。
ノイズも無いのですが、審査の落ちました。
素材としてふさわしくないのでしょうか?
3.フォーカスがあっていない画像
私はピンボケ写真は、恥なのでアップしません。
そりゃそうでしょう。(笑)
下に2枚実例をあげます。
上の写真は、ノイズが気になり、かなり強いノイズフィルタを掛けました。
そうしないと、1のアーチファクトの問題でNGとなるからです。
その結果、あまい画質でフォーカスが合っていないと判断されました。
ノイズを嫌うAdobe Stockなので、ノイズフィルターを強くかけるとフォーカスがあっていないと判断されます。
三脚を使用してISO感度を下げて撮影する。
このケースでは、撮影方法に立ち戻る必要があります。
下の写真は、フォーカスはしっかり合っています。
でも、NGでした。
理由は分かりません。
このケースも改善策がありません。
4.知的財産権の侵害
これは起こしがちです。
肖像権を持った建物やロゴ等が写ってる場合に該当します。
まだ、公共のものとかであれば該当しないかもしれませんが、企業関連は該当してしまいます。
私自身は、完全には理解できていません。
知的財産権の侵害は、販売した後に大問題になるリスク、訴訟沙汰にうなるリスクがあり、非常にシビアに見られます。
この判定は仕方無いと思います。
そういう意味では。投稿者(コントリビュータ)にとって良い審査なのですが、判断が意味不明なこともたまにあります。
二枚実例をあげますね。
下の写真は、北米のある都市の風景です。
この様な街の景観は、知的財産権の侵害につながります。
この指摘は理解できます。
しかし、下の写真は全く理由不明です。
単なる1台の自転車なのですが、何が悪いかは分かりません。
どこにもロゴがありませんし、侵害する要素なんてないんですけどね。
自転車のデザインが該当とみなされるのでしょうか?
これは改善のしようもないし、こだわる必要もないのでこのままボツとしました。
写真の審査の詳細に関しては、よく分からない点が多々あります。
しかし、上記4つのケースを意識したら、合格率はアップすると思います。
ノイズと知的財産権の侵害以外は、理由が分からないケースが多いです。
ひとまず、この二点に気を付けるべきです。
ストックフォトとは少し違いますが、撮影のコツをまとめています。
良ければ参考にされてください。
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