今回は少しわき道
SDカード故障のお話です!
撮影途中にSDカードのデータ再生出来なくなりました。
そのカード内のデータは全滅です。
故障の状況
暑い最中の撮影ですが、途中でSDカードが壊れてしまいました。
カード読み込みエラーが出たり出なかったりしていましたが、
撮影の写真再生時にトップの写真表示が出るようになってしまいました。記録したデータがカメラで再生出来ないのです。
怪しげな動作をしていたので注意すべきでしたが、撮影出来ていたこともあり続行していました。
あまりの暑さに注意が散漫になっていたこともあり、途中でSDカードが完全に破壊されてしまいました。
メディアの破壊は10年以上前にTransendのCompact Flashカードが壊れた時についで二度目です。前回の故障以降、信頼性で一番安心感あるSanDisk製に切り替えました。
使用したカードはSanDisk Extreme PRO 32GB
この業界では安定した高品質のSDカードとして知られています。
これも一種の業界標準と言えるSDカードです。
SDカードには寿命がある
しかし、SanDisk製でも壊れるときは壊れるのです。
「SDカードは絶対に壊れない」なんて思われていないでしょうか?
そんな訳はありません。
SDカードには原理的に寿命があります。
形あるものは壊れるなんて理由ではありません。
いかに安全な状態で使用しても、書き込みを繰り返すことで壊れるのです。
SDカード内にはNANDフラッシュというデータ記録用の半導体が内蔵されています。このNANDフラッシュにデータは記録されます。
データの書き込みは、電荷の保持によって行われます。その為に電子を移動させるのですが、何度も電子の移動を繰り返すことにより半導体の劣化が起きます。そして最終的に電荷を保持できなくなり、NANDフラッシュの破壊に至ります。各記録の単位であるセルに1千~1万回程度の書き込みと消去で寿命に達するとされています。
特定のセルにばかり書き込み、消去を繰り返すと破壊が早く起きてしまいます。それを防ぐ為にSDカード内でNANDフラッシュへの書き込みを平準化する制御が行われています。
かなり分か難い話ですが、以下の二つのリンクが参考になると思います。
その寿命は使用頻度や条件に大きく左右されます。
単純に3年、5年等とは言えません。
厳密な計算は、複雑ですので、簡単なイメージについて触れます。
あくまでイメージです。(笑)
デジカメ(4MB JPEGデータ)のデータを例えば月に100枚程度書き込んでも、簡単には寿命には達しません。
しかし、ガッツリ写真撮影した場合、例えば、デジカメデータ(24MB RAWデータ)を月に3,000枚撮影し続けると数年後には寿命に達する可能性があります。きっかり何回で寿命が来るかは予測できないので単純な話ではありません。
SDカード故障対策
撮影時の対策としては
・必ず予備のSDカードを持参する
・SDカード書き込みに怪しい点が少しでもあれば、そのSDカードの使用を止める
この2点を徹底すべきです。
私は後者を怠ってしまいました。
幸か不幸か 壊れたSDカードには大した写真は入っておらず、実害は無かったです。
データ復旧ソフトを使用しましたが、必要な最新の撮影分は復旧できませんでした。
もっと抜本的な対策としては
・並行輸入品は高くは無いので、期間を区切って、SDカードを定期的に買い換える
・当たり前ですが、信頼できるメーカーの商品を購入する
この2点で大幅にリスクを軽減できます。
コンデジ用に購入していた東芝製のSDカードを試しに使用してみました。(読み出し速度 MAX 40MB/S)
少し集中して連射をすると、書き込み速度が遅くシャッターが押せないシーンが出てきて、リズムに乗って撮影が出来ません。
Extreme PRO程度の書き込み速度が無いと私の用途には厳しいです。
色々調べましたが。信頼性を考えるとSanDiskの置き換えはやはりSanDIskになります。Panasonicも品質は良さそうですが、かなり割高です。
結局、以下のリンク並行輸入品を購入しました。激安です。
並行輸入品の場合、模造品に注意が必要です。
この会社 風見鶏さんは、この種のメディア販売の古株で信頼できる会社と言うことで選びました。
価格+購入先で選ぶ必要があります。