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ニコン Z7Ⅱ、Z6Ⅱ発表を踏まえて思うこと


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ついにこの日が来ました
ニコンの将来を占う新製品発表
Z7ⅡとZ6Ⅱの発表です!

 

昨日(10月14日)ニコンがZ7ⅡとZ6Ⅱを正式発表しました!

 

www.nikon-image.com

 

その後の状況踏まえた記事のリンクを貼ります。
どんどんネガティブな情報が出てきて残念です。。。 

www.fukuokajokei.com

 

事前告知では 新境地 とのことでしたが、どうなのでしょうか?
確かに製品としては確実に進歩してるのですが、導入時に不満とされた事項を潰すことが主目的に感じます。
二年前にこの仕様だったら凄かった。(笑)
新境地 という言葉には違和感を感じます。
私だけではないでしょう。。。

ニコンの社風

私は20年間近くのニコンユーザーです。
写真の世界では短いですが。。。
まずは、ニコンについて少し語りたいです。

ニコンは良くも悪くも堅実で保守的な会社です。
石橋を叩いて渡る そういう会社です。


派手な機能よりは、ユーザーの使い勝手や使った時のフィーリングと言う様な感性の部分を非常に大切にしてるメーカーです。
しかも堅牢です。簡単には壊れません。
プロカメラマンのタフな使用と業務ワークフローに応えるカメラを提供しています。

しかし、実商売を考えると厳しいのです。
この様な価値は、商品を使って初めて分かるものなので、使ってみないと本当の価値が分からないのです。

 

新しい技術の導入や、業界トップの高性能をアピールしたりしません。
アピールしても、上手くアピール出来ていません。(笑)

ソニーみたいにスペック番長として過剰な位のアピールをすることは、この会社には出来ません。
ニコンはそんな会社です。

企業の姿勢としては間違っていませんが、すごく商売下手です。

 

ニコンZ7ⅡとZ6Ⅱの評価

色々な方が記事を書いていますが、特に影響力の大きい方は、機材提供を受けていたりして、大人の都合で悪い評価は絶対にしません。
まずは、フラットな評価を見たいですね。

 

老人と文学社さんは、仕事でニコンを使用している辛口ニコンユーザーです。
ひいきの少ない貴重なYoutuberでもあります。
以下のライブの内容が参考になるかも知れません。
ここはニコンユーザーの巣窟ですので面白いです。(笑)

 

www.youtube.com

 

老人と文学社さんについては、以下の投稿が参考になります。 
興味のある方は是非!

www.fukuokajokei.com

 

ニコンの狙い

ニコンの今回の狙いは、既存ユーザーの囲い込みです。
一眼レフからミラーレスの流れの中、フルサイズ中心に価格帯の高いニコンユーザーは、他社(特にソニー)に流出しています。
正確な数字は分かりませんが、かなりダメージがあるものと思われます。


動体へのオートフォーカスの性能等ミラーレスは一眼レフに劣る面がありましたが、キャノンは、今年 EOS R5、EOS R6でその壁を壊しました。


安心してハイエンドユーザーもミラーレスに移行可能な時代になりつつあります。
ただし、まだ価格が高すぎると私は思います。

 

ニコンは一眼レフの販売を維持したく、積極的にはミラーレスの投資をしていませんでした。
美味しい既存事業を守りたくても、競合他社が許してくれません。

遅れて状況変化に対応を始めて、販売が大きく低迷する中、慌ててミラーレス強化を急いでいるところです。
負けが込んでからの巻き返しは困難です。

しかも、ニコンはカメラが販売の大部分の会社。
他に大きな稼ぎがありません。


今回のZ7ⅡとZ6Ⅱで、十分かは分かりませんが、効果はあると思います。
他社商品に対する弱点が、ほぼなくなりました。
しかし、尖った勝ちポイントが見当たりません。
商品には、華や夢が欲しいものです。

 

ミラーレスカメラの一番の話題の一つは、オートフォーカスの性能です。
ここで一眼レフを凌駕した上で、瞳認識などミラーレスの強みを出せるか、ここが勝負なのです。
Z7ⅡとZ6Ⅱのオートフォーカスの正しい評価には、少し時間が掛かると思います。


開発期間が短い中で、Z7ⅡとZ6Ⅱはプラットフォームを刷新できていません。
古いセンサーに古いSoC(EXPEED 6)使用です。
ただし、SoC2個使いに強化しました。

古いプラットオームでは、オートフォーカスの劇的な進化が出来なかったのかと予想します。
次のモデルで刷新でしょうか?

 

今回の守りだけでは、多少の時間稼ぎにしかなりません。
どこかで大きな仕込みを行わないとニコンはジリ貧です。

最近、ニコンの生命線であるプロカメラマンのサポートも悪化し、ますますプロユーザーを他社に取られるでしょう。

このまま行くと、10年 いや5年後には、ニコンは弱体化するのではないでしょうか。
心配です。

 

なにを持ってカメラメーカーを選ぶのか?

私はフルサイズミラーレスをいずれ購入すると思います。
そこ際にニコンを選ぶのか、他社に移行するのかです。

他社に移行する場合、レンズも全て更新する必要があり、かなりの負担増です。

 

撮影対象によりますが、正直言って写真はどんなカメラでも撮れるんです。
動き物とかジャンルもよりますが、私の被写体の場合はそんなにはカメラに依存しません。
機材より大切なものがあります。

しかし、それでも高画質かつ使い易いカメラを使用したいとも思います。
人間は贅沢なのです。(笑)

ただし、一番重視しているのは、そのカメラメーカーの将来性です。
競争力の無いカメラメーカーは、いずれ淘汰されます。
すでにその流れは出ています。

淘汰された会社は、新製品も期待できるレベルではないでしょう。
カメラはシステム商品ですし、安い買い物ではありません。
安心出来る会社のカメラを継続して使用したいです。

 

自分はどうするのか?

そう考えるとフルサイズ機は当分様子見です。
ちょうど使用しているD750のシャッターが寿命を向かえ交換しました。
ニコンの今の機材は、そのままにしてフルサイズ機はひとまず様子見です。


最近は、冨士フォルムのカメラも使用しています。
トップの写真もX-T100での撮影です。
X-T100を使って安心できるところもダメな所も分かり、街中をずっと歩くスナップ撮影では小ささは正義と感じていますね。
APS-Cサイズで構わないケースも多く、十分使えると思います。

冨士フィルムのカメラ事業の将来性は分かりませんが、積極的に商品を投入しています。
投資するにもフルサイズよりは随分軽いですね。
フルサイズは現状維持で、普段のスナップ用に富士フイルムの強化(カメラ、レンズ)を考えています。
結局、先送りですね。

 

X-T100で撮影したスナップ写真の投稿リンクをはります。 

www.fukuokajokei.com

 

 

www.fukuokajokei.com

 

 

www.fukuokajokei.com

 

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